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ツキノワグマと羅生門

お笑いライブの思い出などを書きたいです。

ネタ数本やるライブっていいよねという話

11月6日、プロダクション人力舎の事務所ライブ「バカ爆走!」の特別編的な位置付けである「コントロイド」を観に行きました。人力舎所属の4組の芸人さんが4本ずつ新ネタコントを卸すライブ。今回はぴーかぶー、アンゲラー、小林ぼっち、ロメオ。

 

僕は数組の芸人さんがネタを数本ずつやってくれるライブが大好きです。お得感と満足感があり、複数本やるからこその挑戦的なネタが観られたり、エンディングでの芸人さん達のしんどそうながらも充実した様子に心打たれたり…。気付けばここ数年でネタを数本ずつやるライブが随分増えたと思うのですが、そのきっかけになったのは恐らくバイきんぐではないでしょうか。

 

バイきんぐがロビンフット・チャーミングと隔月で新ネタを5本ずつ卸していたライブ「フルコース1000円」の存在がKOCで優勝した事をきっかけに注目され、エルシャラカーニ清和さん主導の新ネタを3本ずつ卸すライブ「ネタ9」(今は2本ずつに変更)、ダブルブッキング・ヒデヨシ・オキシジェンの3組が所属事務所の事務所ライブよりこっちに来た方が良いですよと熱く告知していた「2SET」、オードリーやナイツを輩出した伝説の漫才ライブ『漫才米騒動』のスピンオフライブ「漫才夢いっぱい」…等々、新ネタを複数本披露するライブが乱立した時期がありました(詳しくはヤーンさんのバリ最強ブログの素晴らしい記事に書いてあります→ 何かはとっくにおきている - スピンナヤーン )

 

そんな新ネタライブラッシュを経て、気付けば新ネタ1本+自信ネタ1本、レギュラーは新ネタでゲストは有りネタでもOK、ネタの新旧問わず2本…等の様々な形でネタを数本卸すライブが増えていき、今やそういった形式はお笑いライブ界隈で珍しくなくなりました。ネタ数本やるライブは大好きですが、新ネタ縛りが落ち着いたのにはなんだか安心しました。

 

新ネタってやっぱり観ていてテンション上がる物ですが、それを複数本となると芸人さんの消耗も凄まじいでしょうし個人的には新ネタ縛り・賞レース対策と銘打っていたりすると「これは今年の勝負ネタになるのかな」とか要らん事考えちゃって勝手に緊張したりするので、ネタ数本やってくれさえすれば有りネタでも古いネタでも何でも良いです。お笑いライブ好きの知人が以前「三度の飯よりネタ二本が好き」と言っていて、心にスッと染み入る素敵な言葉だなぁと思いました。

 

そんな大好きなネタ数本ライブに、ご贔屓のぴーかぶーが出ると聞いてそれはもうテンション上がりました。しかもぴーかぶーは基本的に漫才師なので、KOC予選の時期以外でこんなにコントを観られる機会なんてそうそうありません。

 

前売りが死ぬほど売れてないと噂になっていた客入りも、蓋を開ければそこそこの客数。安心しつつ開演を待っていると前説のボスマジックが会場を暖めてくれます。このコンビは二人ともシュッとしていてかっこよく、しかも体育会系のグイグイな感じが無い柔らかで爽やかで観ていて好印象しか抱かないコンビなのでこういう場に非常に合っています。(本ネタの漫才も最近めきめき面白くなってるんですこれが…!)

 

出番順はロメオ→小林ぼっち→ぴーかぶー→アンゲラーの順。

 

ロメオは栗谷さんのカジモド系の顔面とフルポン村上さん系のねっとりした演技、溝部さんの若さ溢れる真っ直ぐなツッコミと野犬の様にワイルドなビジュアルが特徴のコンビです。

 

小林ぼっちさんはピン芸人人力舎芸人らしい文化系のビジュアルで、人間の嫌な部分・心のささくれ立った所を表現する一人コントが魅力。また事務所ライブの映像制作も一手に担っています。

 

ぴーかぶーは今年4月のコンビ結成後、キングオブコントの時期にコント「ハウスクリーニング」「映画館」を作った以外は基本的に漫才をやっています。基本的にネタ作りを担当するのはツッコミの天野舞さんとの事ですが、コントではボケののんたなかさんが題材を持ってくるそうです。 

 

アンゲラーは人力舎では珍しいコテコテの浪速キャラでジャガイモフェイスの桑原さんと、そんな押し出しの強い相方にひたすら引いて引き倒す男前の酒井さんのコンビ。コントもその関係性を活かした物が多いです。

 

そんな4組が次々にコントを披露して、オープニングトークも中MCもエンディングトークも無いライブはあっという間に進んで行きました。16本のコント全てが面白かったです。

 

ぴーかぶーの1本目は「ハローワーク」。マイペースで無礼なキャラがのんちゃんによく合っていました。コントになると舞ちゃんのツッコミが抑え目になり、どこかキングオブコメディパーケンさんのエッセンスが漂ってくるのが好きです。意外とこのラインの女性コント師って少ないかもしれない。途中、ターミネーターのテーマを歌う下りで間違えてゴジラのテーマを歌うのんちゃんを楽しそうに見つめる舞ちゃん…という場面にこのコンビの良さが凝縮されてるなと思いました。無事間違いに気付きターミネーターのテーマを歌うのんちゃんに「思い出せて良かったですね」と舞ちゃん。

 

2本目は「サブカル女子」。ストップモーション・ナレーションを導入した意欲作。エンタの神様とかでやりそうな、テレビ向けのパッケージでした。こういう題材を選ぶのも、普段漫才コントが多いぴーかぶーには珍しいなと。サブカル関連語のチョイスがあるあると毒の中間ぐらいな雰囲気の中で、時折鋭いワードがバチコンとハマるのが楽しかったです。オチがシンプルに爽快かつ、(恐らく)舞ちゃんの実感がこもってて好きでした。漫才でもそうですがネタ中に舞ちゃんの世の中への怨念が出る時、表情や言葉のキレが各段に増しててグッと来ます。

 

3本目は「暇つぶし」。3本目は全組ネタ時間短めで遊びの要素が多いネタでした。のんちゃんが暴れまわる姿が輝きまくってて、前コンビピーナッツパン解散後ピンになって初のバカ爆走で観ためちゃくちゃだけど凄く面白かった漫談を思い出しました。この暴れっぷりは漫才に良い形で反映されそうな気がします。

あと、オチがふわっとなっていたんですがあれは「○○い」が「○○ん」に聴こえちゃったのかなと。後者だと舞ちゃんの格好の意味が分からないんですが、前者だとしっくり来るしネタの見え方が違う。これこそ舞ちゃんの闇とのんちゃんの明るさが見事に出た良いコントで、また観たいんですがもう機会が無いだろうな…そう考えると本当に贅沢なライブでした。

 

4本目は「バラドル」。のんちゃんの女芸人としての矜持が爆発するコントでした。のんちゃんってそもそもオアシズ北陽の流れを汲む、人力舎女芸人としての確かなタレント性を持つ人なんだよなと改めて思いました。最後のネタらしく少し時間長めで、ここ!という所でチョイス抜群なワードで爆発的にウケてたのシビれたなぁ…。あとアイドル役の舞ちゃんが素晴らしかったです。これだけでもう、チケット代分の価値が…。色々な役・色々な格好が観られるのもコントの魅力だよなと改めて感じました。

 

他の3組もそれぞれとても魅力的でした。ロメオは4本目で栗谷さんのキャラクターの強さ・演技の濃さが遂にガッチリと噛み合って覚醒する瞬間を目の当たりに出来ました。溜めて溜めての一言でこの日一番の爆笑を掻っ攫って行き、メキメキと成長する音が聴こえる様でした…ライブの醍醐味!

 

小林ぼっちさんは1本目3本目でいつも通り人間の嫌な部分を出して、2本目と4本目ではそこを踏まえつつ逆に暖かな部分も表現してみせるという素敵な構成…特に4本目の孫ネタは、お爺ちゃん子お婆ちゃん子の自分にとってたまらない物でした。

 

アンゲラーは1本目のコントが始まり明転板付きで目に飛び込んできた桑原さんがステレオタイプな「関西」を具現化した様な出で立ちで面白すぎました。若くしてあのコテコテ感を出せるのって素晴らしいなと。他にもいつもと違う酒井さんボケのネタ・桑原さんが関西キャラ一辺倒でないネタなどもあり楽しい4本でした。

 

16本目、大トリのアンゲラーのコントが終わると暗転、程なくして明転すると舞台に出演者が勢揃いしていて全員で一礼してライブ終了。その時流れた曲がOwl Cityの「When Can I See You Again?」だったのがすっっごく良かったです。


Owl City - When Can I See You Again? (From Wreck it Ralph) - YouTube

映画シュガー・ラッシュのED曲!楽しいコントライブの〆にこんなにふさわしい曲って無いなと思いました。若々しくて明るいキャラクターの人が多い4組にも合っていて。最後まで素敵なライブでした!

 

コントロイド、毎回メンバーは違うのに行った人が皆口をそろえて絶賛する理由が解りました。通常のバカ爆走とは違うライブなんだよという特別感を、嫌味無く爽やかに演出してくれていて…ネタ以外の部分でも良い物を観たという気持ちを増幅させてくれるライブでした。またぴーかぶーが呼ばれたらいいなぁと思います。

 

好きな芸人さんが大好きなネタ数本やるライブに出演して、そのライブが素晴らしくてますますその芸人さんもネタ数本やるライブも好きになったという話でした。

 

さて、皆さんは太田プロの主催ライブ「エイトライブ」の存在をご存知ですか?毎月新宿レフカダで開催されている、マシンガンズ・トップリード・風藤松原・新宿カウボーイ・アルコ&ピースという実力派5組に加えて太田プロ内からのゲスト3組(他事務所から呼ばれる場合もあり)の計8組による1組2ネタ&企画コーナーのライブです。ネタ16本に加えて毎回異常な程盛り上がる企画もあり、エイトメンと呼ばれるレギュラー5組の中に気になっている芸人さんが1組でもいれば必ずや満足出来るライブだと自信を持ってオススメ出来るライブです。

 

何より新宿カウボーイのごめんなサイコロを日に2回も観られるなんとこんな幸せな事はありません!今月は18日(火)に開催されます、是非皆で行って出目を観測して終演後にツイートしましょう!ハッシュタグに#新宿カウボーイって付けると尚良し!

2014年上半期の出目っていいよねという話

僕は新宿カウボーイの漫才の最後に振られる「ごめんなサイコロ」の出目(ネタの出来を表す)をライブで観た後にツイートするという活動をライフワークにしているのですが、せっかくなので今年の上半期に観た出目をブログにもメモしておこうと思います。平均も出してみました。

 

1月21日(火)エイトライブ

一本目『物忘れ』…「3」 二本目『交通事故』…「3」 ペン…ペットボトル

意欲作「交通事故」はこれ以降観た事が無いです。かねきよさんの顔と手を交通事故現場に見立ててしっとりと進むシュールな漫才。エイトライブはいつもと違う感じのネタが観られるのも魅力です。

 

2月10日(月)太田プロライブ月笑

『鍋』…「昨日1だったけど4」 ペン…ハサミ

G1コーナー。ゲストがHi-Hiで、エンディングでかねきよさん・ガンちゃん・360°モンキーズそうすけさんのハゲ3人が並ぶというありがたい光景を観られました。「昨日1だったけど」の1だったライブが気になる。

 

2月15日(土)人力舎漫才部プレゼンツ~漫joy~vol.1

『物忘れ』…「(パチンコのリーチ的な動きで出目が変化して)ドゥン!ドゥン!ドゥン!ウィ~ン!・・・3確定!」 ペン…ハサミ

人力舎芸人とゲストがタッグを組んで、各々のネタと二組のトークで競い合うライブ。新宿カウボーイはドリーマーズとのタッグで、物静かな戸矢さんを明るくしようという事でかねきよさんの赤ジャケットを着せていました。東京フレンドパークっぽいとか言われていた。

 

2月18日(火)AMGライブvol.5

https://twitter.com/charuyama/status/435771135943118848

チャルさんのツイートより。自分が最初に新宿カウボーイにハマったのはTHE MANZAI2011の2回戦だったんですが、そこでも自分含め3人ほどのおじさんだけが爆笑していた事を思い出しました。新宿カウボーイの漫才はおじさんに異常に強いです。

 

2月24日(月)エイトライブ

一本目『眼鏡』…「1」→後に大手町のサイコロ審議委員会での協議により「2」に変更(なお、審議委員会の場所も九段下に訂正されていました) 二本目『嘘』…「4」 ペン…花

MCが新宿カウボーイで、一本目と二本目の間の中MCで一本目の出目が協議中だという話が。二本目のツカミが佐村河内さんの話題で、直前の出番のマシンガンズとモロ被りだったんですがかねきよさんが「大丈夫、切り口全く違いますから!」と。そして始まった漫才がマシンガンズの時事ネタ漫才とは大きく離れたスーパーバカ漫才で「ね、切り口違ったでしょ?」と。あれはかっこよかったなぁ…。この二本目「嘘」は今年の代表作とも言える様なネタで、この後色んなライブで目にします。

 

3月10日(月)太田プロライブ月笑

『嘘』…「6」→後に九段下のサイコロ審議会での協議により「限りなく6に近い5」に変更 ペン…ハンガーをかける所

G1コーナー。エイトライブに続いてマシンガンズとのネタ被りを話題にガッシリツカみ、そのままオチまで大ウケのとっても楽しい漫才でした。だから、だからこそ、後に審議会の協議で出目が変わったのが納得いかない!最高位の出目ですから、その希少性を考えた上での審議であるというのは致し方ない事です。しかし「6」とは正に滅多に出る事の無い神聖且つ崇高な出目なのです。

かねきよさん御本人でさえ指を前に出す瞬間まで何が出るか解らないという出目。その中でも最も神秘的な、人智を超えた「6」を簡単に覆すのだけはやめて頂きたかったというのがイチ出目ファンとしての僕の意見です。「6」に相応しい、最高に面白い漫才でしたし…。

 

3月19日(水)四代目

『嘘』…「3」 ペン…ビデオのコード

SMAの劇場千川びーちぶで行われる、ロビンフットおぐさんの主催ライブ。四代目のTHE MANZAIチャンピオンを出演者の中から出そうという趣旨で、渋めのゲストチョイスとワイワイ楽しい雰囲気で大好きなライブです。この日のMCはキャプテン渡辺さん。かねきよさんとは大阪の専門学校時代の同期で、コンビを組んでいた事もあったそう。そのせいかエンディングでも少し照れ気味なかねきよさん。そんな同期を突き放しイジり倒しながらもどこか嬉しそうなキャプテン。ライブが終わり暗転した直後に小さく「かねきよ、おもろいなぁ…」と呟くのが聞こえて危うく泣きそうになりました。全てが素敵過ぎる!!

 

3月25日(火)エイトライブ

一本目『料理』…「2.5」 二本目『器』…「測定不能」 ペン…無し

漫才の冒頭でかねきよさんが最前列に座っていた僕の事を指し「この人はカムカイさんといって、漫才で振るサイコロの出目をツイートして平均まで出してくれるんですよ」とガッツリイジって下さいました。新宿カウボーイファンの端くれとして、漫才に登場させて頂いた喜び…!出目のツイートをしていて良かったなぁとしみじみ思いました。

 

5月12日(月)太田プロライブ月笑

『休日』…「限りなく4に近い3」 ペン… 無し

G2コーナー。とんねるずのみなさんのおかげでした、喫茶距離感コーナー出演後初の月笑。明らかに客席から期待感が漂っていて、いつものボケがいつも以上に反応が良くニンマリしてしまいました。これが注目されるという事か…!

 

5月20日(水)エイトライブ

一本目『祭り』…「限りなく3に近い3」 二本目『歴史』…「(お客さんに)いくつだと思います?→(お客さんが3と答えて)残念、2でした!」 ペン…無し

この日はマシンガンズが二本とも客席の意識を丸ごと異次元に吹き飛ばす様な鬼ヤベー漫才をやっていまして、その影響なのかほとんど他の記憶が無いです。メモには「かねきよさんの靴下は白」とありました。そういえばエイトライブって「3」が出る確率が高い気がしています。「4」以上はそうそう出ない。これはエイトライブに来るお客さんがほぼ全員新宿カウボーイの漫才の流れを熟知していて明確な笑いが起こりにくいのと(ニコニコして観てはいると思うんです。雰囲気は良いので)、お二人も他のライブよりリラックスしている事が挙げられます。

出目が低いからといって必ずしもつまらない・悪い漫才ではないというのが新宿カウボーイの漫才の面白いところで、エイトライブでの肩の力が抜けた漫才にはまたほのぼのとした楽しさがあります。いつも以上にアドリブが出やすく、素の会話に近いやり取りが多いのもこのライブならではだと思っています。

 

6月4日(水)バカ爆走!【漫才多めの日】

『嘘』…「(お客さんに)いくつだと思います?→(お客さんが6!と答えて)残念、4でした!」→後に九段下のサイコロ審議会の協議により「5」に変更 ペン…泡立て器

この日はもう「6」出たんじゃないかってぐらいバカスカウケて、最後のあるないルーレットの前にかねきよさんが「さぁ!これでこのネタも終わりですよ!僕達の漫才は最後にサイコロを振ってその日の出来を判定するんですが、今日は6が出るのか1が出るのか!」と煽りに煽ってからのツキノワグマ、そして出目発表にもう会場の新宿Fu-大爆発でした。もうとにかくウケにウケまくるもんだから本筋のネタ以外にもありとあらゆる下りをぶち込んでて最高でした。(この辺から今年の新宿カウボーイは一味違うんじゃと思い始めました。)

エンディングで件の出目訂正があったんですが、その流れでかねきよさんが僕を指してまた出目ツイートの事を紹介して下さり「皆さんに御挨拶した方がいいんじゃないですか?」と。こんな機会も無いと思い、振り返って他のお客さんに一礼致しました。まさか伝統のライブバカ爆走で客席に一礼するなんて経験が出来るとは…かねきよさんに感謝です。

 

6月9日(月)太田プロライブ月笑

『歴史』…「限りなく4に近い4」 ペン…おたま

G1コーナー。最近の勢いそのままに、好調な漫才。新宿カウボーイの漫才ってかねきよさんのボケの後の石沢さんのツッコミでガツッと笑いを回収するイメージなんですが、近頃はかねきよさんのボケでしっかりとウケて石沢さんのツッコミでそれを増幅する感じになっていて素晴らしいです。ステージが一段上がった感じがあり、喫茶距離感を始めとするテレビ出演がとても良い効果を生んでいるんだなと実感しました。

 

6月22日(日)太田プロ注目芸人と行く 初夏の赤城高原バスツアー

「限りなく4に近い3」

太田プロ主催のバスツアー、行きの2号車での新宿カウボーイの調子について私カムカイが僭越ながらサイコロを転がさせて頂きました。かねきよさんがよく仰る通り、出目は指を前に突き出す瞬間まで何が出るのか自分にも全く解りませんでした。サイコロ振って下さいと指示して下さったアルコ&ピース平子さん、「ファンならもっと高い出目が出ると思ってましたよ!」とイジって下さったかねきよさん、本当にありがとうございました。素敵な思い出が出来ました。

 

6月30日(月)第212回 しんじゅく杯争奪 東京笑い者

『ボーリング』…限りなく6に近い5 ペン…スプー

 東京笑い者の「男性多め・年齢層高め・関係者&出演者の知り合い多め」という客層にバッッッチリハマってめちゃくちゃにウケてました。個人的には上半期最高の漫才だと思います。こんばんわんこそばからもう大ウケというスーパーホーム空間で、アドリブも本ネタもウケにウケまくって。ネタ中にかねきよさんが「僕の事結構見てる人は解ると思うけど、今日ちょっと凄いでしょ!?」と仰っていましたが、その通りだと思いました。かねきよさんがキレキレ過ぎて、途中で石沢さんのツッコミを追い抜いて次のボケを繰り出すという神がかった所業も。

ネタ後のWコロンとの絡みも楽しかったです。木曽さんが、石沢さんの唯我独尊振りを楽しそうにイジっていたのが印象的でした。気が付けば新宿カウボーイは漫才協会の若手エースになっているなぁと思います。ナイツの次にテレビで観る漫協芸人ですもんね…。

 

以上、今年の上半期に観た・教えて頂いた出目合わせて18本(個?)の平均を取った所

3.25

 

という数字が出ました。意外と低い!!!あんなに好調だったのに!!!5とかバンバン出てたのに!!!平均って低い方に引っ張られるんだなぁと、去年の平均を出した時も思いました。下半期はなんといってもTHE MANZAIがありますので、良い出目が出まくって年末にはフジテレビのスタジオで6が出る事を願っています。         

辞めずにいてくれるっていいよねという話

今年もTHE MANZAIが始まりました。東京予選は1回戦が半分ほど終わり、合格した人達もいればそうでない人達もいます。

ぴーかぶーというコンビが好きです。プロダクション人力舎に所属する女性コンビで、主に漫才をしています。ボケが元ピーナッツパンというコンビの田中希美さん、ツッコミが元あめんぼというコンビの天野舞さん。お互いをのんちゃん舞ちゃんと呼び合い、朗らかで楽しい雰囲気がありながらも所々ネジのぶっ飛んだ漫才をする良いコンビです。
元々舞ちゃんが組んでいたあめんぼが好きで人力舎の事務所ライブ「バカ爆走!」等を観に行っていたのですが、昨年10月に惜しまれつつも解散してしまいました。最後の舞台となったバカ爆走、エンディングで突然解散が発表されたのですがその時の事は今でも思い出すと胃が痛くなるぐらいの衝撃でした。好きな芸人さんが解散を発表するあの瞬間は、ただただ悲しくて「これはお笑いライブで起こった事なのか?お笑いを観に行ってこんなに悲しくなる事ってあるのか?」と思ったものです。

舞ちゃんはお笑いを続けるとの事だったのですが、具体的な事は何も解らないまま半年が過ぎました。バカ爆走の出演者が発表される度に、舞ちゃんが新しく組んだコンビはいないかな?と探してはそれらしい名前も見つからず落胆する、という日々を過ごしていました。
それが今年の3月に人力舎の先輩で前コンビ解散後はピンで活動していたのんちゃんとコンビを組む事が発表されまして!その時の喜びと言ったら…!正直、このままフェードアウトしてしまうのかと思っていたので。

あめんぼ時代の相方あきちゃんと現在の相方のんちゃんにはどことなく共通する雰囲気があります。底抜けにエネルギッシュで猪突猛進、とにかく元気なボケ。舞ちゃんの芸風は冷静に相方を諌めつつ時折挟まれる鋭角な毒舌が笑いを誘うツッコミで、やっぱり相方は明るいタイプの人が似合います。久々に漫才をする二人はブランクもそんなに感じさせず、明るく楽しい漫才をしていて「新しいコンビも好きだなぁ、これって素晴らしい事だな」としみじみ思いながらまたバカ爆走に通い出しました。
そんな中始まったTHE MANZAIM-1グランプリをきっかけに漫才が大好きになった僕にとっては毎年楽しみにしている賞レースですが、ちょっとした切ない思い出もありました。

去年あめんぼが出場した予選1回戦を観に行ったのですが、その頃はK-PROの若手ライブ「いぶき」で上位入賞したり外部ライブや対抗戦ライブに出演する事も増えたりとノッている時期で、前年2回戦に進出した事もありこれは今年も1回戦は突破出来るだろうと思っていました。しかし、この日の二人はなんだか緊張していていつもの実力があまり発揮出来ていなかった様に感じました。出番が早かったり普段と違う客層だったり、戦果がそのまま事務所の評価に直結する所もある賞レースだったりと様々な要因があったのだと思います。

結果は2回戦進出ならず、まぁでも来年があるさ…と気楽にまたバカ爆走に通おうと思っていました。しかしそこから3ヶ月程で解散となってしまい、自分の中でTHE MANZAIは「あめんぼ解散のきっかけ」になった嫌な印象が付いてしまいました(実際の解散の理由はあきちゃんの家庭の事情なのでこの敗退が直接的な原因ではないのですが、聞く所によるとやはりきっかけの一つにはなったとの事でした)。
好きな賞レースに敗退して好きな芸人さんが解散してしまうというのは物凄いジレンマで、この年はマシンガンズも新宿カウボーイも認定されなかった事もあり、「俺が応援している芸人さんが皆負けていく。俺は疫病神なのか」等というファンが陥りがちな一番こっ恥ずかしい思考に至ったりもしてしまいました。

そんな思い出があったもので、今年のTHE MANZAI1回戦出場者にぴーかぶーの名前があるのを確認した時も嬉しさと同時にじんわりと胃が痛くなりもしました。舞ちゃんが先輩ののんちゃんに頼み込んでコンビを結成したという経緯もあるので、初っ端の賞レースで躓いてしまったら早々にコンビ解消という事もあるんではないかと。他の多くのコンビが1年かけてじっくりスタイルを構築してネタを磨き上げていく中、結成3ヶ月で持ちネタ4つという状況で戦わなければならないのはかなりのプレッシャーだったかと思います(1年かけて準備したコンビはその分負けられないという重圧も強いでしょうし、どちらがどうという話ではないですが)

とにかく見守ろう、どうせ客なんか観る以外に出来る事なんて無いのだし、と自分に言い聞かせて向かった1回戦。去年と同じく早めの出番・更に客層が出場者だらけでバチボコ重たい会場で本当にハラハラしました…。が、ここでぴーかぶーは本当に良い漫才をしてくれたんです。

まず登場して一発目ののんちゃんの声がめちゃくちゃ大きい!普段のライブでも大きい声ですが、この日は他の出場者と比べても飛びぬけて声が出ていました。それだけで物凄く頼れる雰囲気を感じて、かっこいいなぁ…とグッと来てしまいました。
1回戦を観ていて思うのは、「芸風関係なく合格者は皆客席後方まで伝わる様なハッキリ大きな声が出ている」という事です。ウケなくて声が小さくなり、どんどん深みにハマっていく人達をたくさん観ます。舞台というのは素人には想像もつかない程の大変な環境なんだな、というのがこういう賞レース予選を観ると特に強く思い知らされます。こののんちゃんの第一声を聞いて、これは良い漫才になりそうだとホッとしました。

そんなのんちゃんに続いての舞ちゃんが、これまた今までに聞いた事がないぐらい大きい声が出ていたんです!舞ちゃんに関してはとにかく声が小さいという印象があります。初めて漫才を観た2011年、「物凄く声が小さい!とにかく小さい!声も存在も消え入りそうだ、この子は早く辞めてしまいそうだな…」という印象を抱いたものです。相方のあきちゃんもより頑張ろうと声を張り上げていて、それによって更に舞ちゃんの声が掻き消されるという悪循環で、誰も悪くないのに会場中がなんだか切ないムードに包まれていたのを思い出します。

そんな舞ちゃんがのんちゃんに負けないぐらいバーンと声を張ってるのを聞いて、ツカミもツカミなのに泣きそうになってしまいました。ファンの贔屓目も大いにあるかと思いますが、舞ちゃんのツッコミの技術は声の小ささを除けば同年代の漫才師の中でもかなりの物だと思っています。奔放なボケを邪魔しない様に進行しつつ、ここという所で良いワードを差し込む。その間が素晴らしいなと思います。台本臭くもなく、かといって一般人のおしゃべりとも明らかに違う「漫才師の喋り」。また、アンタッチャブルの柴田さんに憧れて人力舎の門を叩いたとの事ですがここぞという時に現れる口の悪く鋭いツッコミにそのイズムが出ている気がします。キャラの強いボケを見守る保護者的な立ち居振る舞いにはキングオブコメディの高橋さん的な要素も感じます。(贔屓目で、凄くいい様に言っていますので柴田さん高橋さんを好きな方が「良く言いすぎだよ」と思ったら申し訳ないです)
前の相方あきちゃんがとにかくネタを飛ばしたり間違えたりという事が多く(それを笑いに転化する事の出来る魅力的な人でした)、それによりアドリブ力が異常に鍛えられているのも強みです。今の相方のんちゃんも同じネタでもガンガン言う事が変わるタイプなんですが、毎度柔軟に対応しています。おそらく即興ネタやシャッフルコンビ企画などでも力を発揮するんじゃないかな、と予想しています。

舞ちゃんが最大の弱点である声の小ささを克服して、この3ヶ月での最大の勝負ネタ「ねずみ講」は完璧な出来だったと思います。のんちゃんの太陽の様なキャラクターが重たい舞台によく映えていて、良い空気を作っていました。舞ちゃんのツッコミもしっかり届いて笑いになる理想的なネタの運び。ぴーかぶー結成からこの日までの漫才で、間違いなく一番良い漫才でした。そして僕は、去年の1回戦での切ない思い出を完全に払拭する事が出来ました(ご本人はどうか解らないですが)。
結果から言うと2回戦進出は出来なかったのですが、ここまでのベストを出し切ってくれたのでファンとしては大満足です。来年のTHE MANZAIが楽しみで仕方ないです。

そして危惧していた「敗退したら解散するんじゃないか問題」ですが、1回戦直後に出演した人力舎プロモーション主催ライブ「JPCライブ」でのんちゃんが「何の事かは言いませんが一言わせて下さい、来年頑張るぞーーーー!!!!」と絶叫していたのでこの問題は杞憂に終わりそうです。のんちゃんのコンビ継続の意思を明確に聞けて、とても嬉しかったです。このライブでも「ねずみ講」を披露していたんですが、とにかくのんちゃんがアドリブ満載で暴れ周り、それに慌てず楽しげにツッコむ舞ちゃんというこれまた良い漫才でますますこのコンビを好きになりました。同じネタでも場が変わるとこうも違う物になるのかと感動しました。

好きな芸人さんが辞めずにいてくれるというのは本当に本当に幸せな事です。ライブに出ている段階の芸人さんはまずお笑いだけでは食えていませんし、ファンは幾ら応援するといっても芸人さんの生活の助けまではまず出来ません。辞めると言われたら引き止める力も権利も無いので、ただただ悲しむだけです。
解散した芸人さんの事を話していると、良くない言い方ですが故人を偲んでいる様な気持ちになります。幾ら楽しい思い出でも、いつまでも更新される事は無いので最後には切ない気持ちになってしまいます。だから辞めずに続けてくれて、思い出が更新されていくというのはとても嬉しいです。これからも、ぴーかぶーのお二人が末永く辞めずにいてくれる事を祈りつつ大いに楽しませて頂きたいと思っています。

さて、おじさんが女性芸人さんの事を書くやっぱり気持ち悪さが出てしまうなと痛感しました。バカ爆走に通っていて一番怖いのは、見学に来ているJCA人力舎の養成学校)スクール生が自分の事を観て「あいつぴーかぶーが出る日にしか来ないぜ。女性芸人を目当てにライブ通いか、気持ち悪いおっさんだな。ああいう客には来て欲しくないよな。ライブの品位が下がるね」と軽蔑の視線を向けられる事です。尖った若者がこの世で一番怖いです。俺が20歳くらいでお笑い芸人を志す立場だとして、やっぱり俺みたいな客見たら「こんな客に俺様の才能を披露しなければいけないのか。俺のいるべき場所はここじゃねぇ。」とか思うんでしょうし。もし本当にこんな事を思っていたとしても、彼らに非は無いです。仕方の無い事です。仕方の無い事なのです…。

ワラネタFULLっていいよねという話

一口にお笑いライブと言っても色々な種類の物がありますが、僕は「色々な事務所の芸人さんが集まる、ネタと中MCだけのシンプルなライブ」が特に好きです。

主催者の方が各事務所や芸人さん個人にオファーして、芸歴も事務所もバラバラな出演者が集まってバーッとネタを披露する。1つのブロックが終わると箸休め的に出演芸人さん2~3組の中MCが入る(ライブ通してのMCがいる場合はその人が繋いだりする)。大トリのネタが終わったら、出演芸人が全組出てきて各自の告知タイムがあってライブ終了。

そのライブならではの企画がある訳でも無ければスペシャルゲストがいる訳でも無く、優勝者に賞金が出る訳でも無ければ来るべき賞レースの為に新ネタを何本も卸したりもしない。ここだけでしか聞けない様なオフレコトークも無いし、ライブ後にtwitterでライブ名を検索しても感想ツイートがあんまり見当たらない。そんな「お笑いライブ界の日常」みたいなライブが好きです。

素材そのままお出ししますみたいな、一期一会的でワンナイトラブ的なこういうライブには独特の気安さ・居心地良さがあります。それに、そんな通常営業なライブが予想を超えた盛り上がりを見せた時の幸福感と言ったら得も言われぬ物があるんです。最近行ったライブで好きな芸人さんがまさにそんな感じで大活躍していたので書いてみたいと思います。

6月7日に行われたK-PRO主催ライブ『ワラネタFULLvol.12』。K-PROのホームページによると「ベテランから若手まで、いろんな世代の多種多様なネタをドドドとお見せいたします!」という主旨のライブだそうです。K-PRO主催にしては明確なコンセプトがあまり無い、シンプルな構成。

エントリー制ライブの「ゲレロンステージ」で勝ち上がって来た新進気鋭の若手の人達やいわゆる「K-PROにハマってる」状態のギンギンな人達、そしてあまりK-PROに出ているイメージの無い渋めの人達等…出ている芸人さんの幅が広くて飽きが来ません。

後はやっぱりオープニングMC・中MCが楽しいです。主催者の方が選んだ2~3組が数分喋るだけの時間なんですが、特にテーマの無い繋ぎの時間という事で芸人さん達の力量が如実に解ったりその場限りの盛り上がる流れが出来たりとなかなか見逃せない時間です。

芸人さん達に意外な繋がりがある事をこういう所で知る事も多く、以前このライブに行った時はエル・カブキとジョイマンの中MCという激烈に熱い組合わせで、エル上田さんとジョイマンがNSC時代の同期という事を知って大変驚きました。久々に会った同期の昔を懐かしむ良い空気に思わずグッと来たものです。

今回のワラネタFULLはオープニングMCがマシンガンズとドリーマーズでとても嬉しかったです。やっぱりご贔屓の芸人さんは少しでも長く観たいのでこういう所に器用されて欲しいですし、オープニングを任されるという事は多少なりとも主催者の方にハマってるのかなと思えるので。ドリーマーズとのMCは以前も一度あって、その時も楽しかったのでその点でも安心感がありました。

マシンガンズはこういう「なんでもない時間」を盛り上げさせたらちょっと右に出る者はいないんじゃないか、と思います。特に後輩とのサシでの絡みに強い印象があります。ガンガンにイジっていくし、自分達もイジられやすい空気感があるので(恐いイメージのある二人ですが、ライブで観ると本当にニコニコ楽しそうにしている気の良いおじさんです)一方的な空気になりにくいです。今回もドリーマーズ坂本さんを「お前に聞いてねえよ!出っ歯!お前ばっかり喋るな!ブス!」とケチョンケチョンに貶す一方で戸矢さんには「かわいいね…無口なのが良いよね。ガリガリだね!」と持ち上げまくる流れを作っていました。この「片方を貶してもう片方を過剰に持ち上げる」パターン、結構やるんですが二人の意地悪さが出てて大好きです。

坂本さんの打てば響きまくる返しの強さ・戸矢さんのボソッと放つ一言の強烈さ(自分達を「豚と蟷螂」と例えられたお返しにマシンガンズを「豚と野良犬」と例えたのが秀逸)もあり、オープニングからライブはガンガンに盛り上がりました。

そんなマシンガンズ、ネタの出番は大トリ1つ手前でした。今日はなんのネタをやるんだろう?最近掛けたネタというと先月のエイトライブで披露した、スベりを超越した異次元漫才が脳裏を過ります。まさかあれをやるんだろうか…でも先日のライブではもう少し前にやっていた喧嘩漫才・羅生門漫才だったし、今回もそのどちらかかな?と予想していましたが、まさかの新ネタでした!

金持ちに対して思いの丈をがなりまくるキレ漫才で、「これぞマシンガンズ」と言いたくなる様な死ぬほどうるさくて口が悪くて舞台上に冷静な人が一人もいない、そして不思議と観る者の心を打つ最っ高の漫才でした…!!小さめの会場シアターミネルヴァにドッカンドッカン笑い声と拍手が響き、思わず西堀さんが「シモキタという場所がそうさせたよね…」とうっとり言う程の盛り上がり。ソウルがこもった数分間でした。

事務所ライブの月笑も近付いていましたし、まさかこのライブで新ネタをやるとは思ってもみなかったので凄くビックリしました。言っちゃなんですがこのライブで新ネタを掛ける理由もあまり無さそうですし。

でもそんな「日常」のライブだからこそ、リラックスして披露された新ネタが大爆発を巻き起こしたのかなと思います。こういう事があるからお笑いライブ通いはやめられませんし、どのライブがそういう予想を超えた素晴らしい場になるかが未だに全然判別出来ません。

エンディングでも西堀さんが上機嫌にたけしの物真似で前に出たり、盟友エルシャラカーニ清和さんやオープニングでイジり倒した坂本さんとガチャガチャ騒いだりしつつライブ終了(滝沢さんは奥の方でニコニコ微笑んでいました)。

客数も満員とは行かなかったみたいですし、多分お笑い界の歴史には刻まれない無数のライブの1つですが僕の心には素敵な思い出として深く深く刻まれました。

西堀さんはトークライブ等でよく「波風を立てたい」と言います。この姿勢はマシンガンズに共通する「ビックリさせたい」という思いに通ずるもので、滞りなく行われるべきコーナー趣旨説明中に滝沢さんがMCの頭を棒でぶん殴ったりするのにはこういった理由があるのです。

こういった行動により、二人にかかるとちょっとした繋ぎの時間がめちゃくちゃ楽しい場に変わったりして…そんな瞬間を目の当たりにすると本当にたまらないです(上手くいかずにとんでもない空気になる時もありますが、それはそれでチャーミングなものです。ファンとしては)

今回もそんな二人に大いに楽しませて頂いて、「日常」を「非日常」に変えてくれるマシンガンズの事を更に好きになった夜でした。(そもそもお笑いライブ自体が非日常の世界ではありますが…)

なんかマシンガンズの事ばっかり書いてしまいましたが他の芸人さんも全組面白い、とっても良いライブでした。ワラネタFULL、個人的に今K-PROライブで一番好きです。5GAPやジョイマンやイワイガワがゴリゴリの若者に混じって素晴らしいネタをやり、ベテランの凄みを見せつけたりして胸が熱くなります。もし出演者に一組でも好きな芸人さんがいたら、是非とも行ってみて下さい。

さて、マシンガンズと同じくらい大好きな新宿カウボーイがK-PROライブに死ぬほどハマっていないというのが私の目下の悩みなんですが、このライブになら出る可能性がありそうだと毎回アンケートの「出演して欲しい芸人さんはいますか?」欄にせっせと名前を記入しています。

K-PROライブには行くんだけどアンケートの出演して欲しい芸人欄には何も書かないというタイプであるそこのあなた、気が向いたら「新宿カウボーイが見たいです」と一言書いてみては如何でしょうか?ハゲた大柄なおじさんがキラキラした若者に混じって大暴れする、そんな「お笑いライブ界の非日常」を観てみたくはありませんか?

一緒に巻き起こそうぜ…俺達のジャイアントキリング!!!

マシンガンズっていいよねという話

僕はマシンガンズという漫才師が大好きです。初めて二人の漫才を観たのはファンダンゴで放送していたM-1グランプリ2007二回戦の映像でした。チンピラみたいな二人組が荒々しく出てきて、めちゃくちゃな勢いでがなりまくる姿(確か二人がやっていた居酒屋バイトに関して愚痴るネタでした)に衝撃を受け「こういう漫才が観たかったんだ!」と思ったものです。

それから何年か後にお二人のトークライブを観に行って滝沢さんの「成人式で暴れる若者を警棒でしばきたい」、西堀さんの「恋したって事が、大人になってからすごくいい宝物になるんだよ…」という発言に深い感銘を受け、お二人が出演するライブを出来る範囲で観に行って楽しく過ごして参りました。そんな日々の中で、最近改めて「僕はマシンガンズが好きだな」と思わせる事がありましたので書いてみます。

まず先日行われた「エイトライブ」という太田プロの芸人8組がネタを2本ずつ披露するライブで、マシンガンズは「時事ネタ漫才をベースに滝沢さんボケ・西堀さんツッコミで、西堀さんの言う事を滝沢さんがひたすら一本調子で繰り返し相方を含めた会場中を困惑させる」という漫才をやっていました。
同じぐらいのキャリアのアルコ&ピースやトップリードが意欲的で思わず唸ってしまう様な漫才や安定感抜群のらしさ全開なコントを披露する中、狂った様に底無し沼を掘り進んでズブズブ埋まっていくマシンガンズの姿は忘れられないです。しかも2本目のネタも同系統の漫才で、どんな反応になるか解っててもやらなきゃいけない二人の心中は察するに余りあるものがありました。
勿論ウケるに越した事は無いし、僕も好きな芸人さんにはなるべくウケていて欲しいと思います。でも時々こういったクリーチャーみたいな漫才を目の当たりにすると、ウケたウケないとは別の所で「貴重な物を観られたぜ!」と酷く興奮してしまう自分がいるんです。

また、K-PRO10周年興行の1つとして行われた裏漫才5・コント5では、なんとコントを披露していました。設定はコンビニの面接で、明転するなり店長役の滝沢さんが「あー、コンビニの経営も楽じゃないなぁぁぁ!!!」と超棒読みの超大声で叫んでコントが始まります(滝沢さんは基本的にコント的な演技が出来ません)。どうなる事かと思ったんですが、最近は二人が所属する大型芸人ユニット「FKD48」の合同コント等でも滝沢さんの大根役者振りがイジられているという事もありこのツカミでちゃんと笑いが起こりまして…ホッとしました。
その後が衝撃的だったんですが、急に段ボールを被った人が現れて、西堀さんかと思いきや段ボールを脱ぐとトップリードの和賀さんだったという。ちゃんと西堀さんが事前に着ていた服を着せていたので客席皆が普通に驚いて「ヒャア~」という声がチラホラ聞こえまた。なんだこのイリュージョンみたいな下り、なんだこれ?
その後は普通に西堀さんが出てきてコンビニの面接コントが始まるんですが、そこからはほぼ波風立たず、スベりに限りなく近いそよ風が頬を撫でる数分間でした。結果として失速はしてしまいましたが、予想外のウケや想像もしていなかった仕掛けが観られて大満足でした。
ネタの後になんであんな事(段ボール)したのかと聞かれて、西堀さんは「ビックリさせたかった」と供述していました。滝沢さんも西堀さんも、これ本当によく言うんです。「ビックリさせたい」。色々なライブで二人がMCに「なんでそれ今言った(やった)んだよ」と注意される所を見ますが、これは二人がとにかく人を「ビックリさせたい」というモチベーションでライブに臨んでいるからなのです。そして僕は二人の突拍子も無い言動にビックリさせられるのがかなり好きです。

マシンガンズは同世代の同じぐらいの位置の芸人さん(個人的な考えですが、賞レース準決勝常連ぐらい)に比べて圧倒的に安定感に欠ける人達だと思います。急によく解らない漫才やってスベるのは日常茶飯事で、うしろシティのファンの方々の前で
滝沢「これどうしても言いたいんだよな…言っていい?ペニ○ンで突かれたい!」
西堀「おいやめろよ、初めてのお客さんの前でペ○スバンドとか言うの!」
とか言ってとんでもなく引かせるし、大喜利は基本的に不得手だし、モノボケコーナーでは野球帽被ってホーム○スの物真似とかするし。
あとコントを観ていて気付いたのですが、二人とも真っ当なボケ・ツッコミが苦手です。滝沢さんから気の利いたツッコミワードとかはあまり出ないし、西堀さんのボケは反応速度や言い回しのニュアンスで笑わせる物が多く、しっかりと設定のあるコントの枠組み内で観るとなんだかボヤけて見えてしまいます。

でも僕はそんなマシンガンズの不安定な所が大好きです。いつでもどこでも絶対にウケていたら、熱心に追い掛けようとは思わなかった。行き過ぎた下ネタで客席を引かせたかと思えば、一転してちょっとしたガヤがウケまくってその日の主役に躍り出る事もある。せっかく評判の良い形の漫才を作ったのに、すぐ飽きて全然違う事を始めてスベったりもする(いつかのエイトライブ、ネタ1本目でドッカンドッカンウケたのに意気揚々と出てきた2本目で死ぬほどスベった時は悶絶して笑いました)。
とかく一筋縄では行かない、毎回どうなるか全然予測出来ないから追い掛けたくなる、そんな所がファンを夢中にさせるのかなと思います。

そんな予測出来ない二人だからこそ、いつかポーンと並み居る強豪達をごぼう抜きしてTHE MANZAIとかで優勝してしまう…なんて奇跡を起こしてくれるんじゃないかと僕は本気で思っています。
あんなに台本の匂いがしなくてアドリブ性の高い、自然な掛け合いをハイスピードで見せられる人達はそういないです。本当にガッチリ噛み合った時は二人の人間が喋っているとは思えないほど淀みなく・かつ凄い熱量で掛け合いが進んで行き圧倒されます。あれだけキレながらもテンポを崩さず喋るというのはとても高度な技術なんだと思います。西堀さんはよく「俺達は面白くないのをスピードで誤魔化している」と言いますが、裏返せばそんな事を可能にする技術があるという事です。
また、二人が醸し出す年月を重ねた漫才師特有の渋みは本当に魅力的です。同世代の芸人の中でもああいった魅力を身に付けている人達は数少ないです。「おじさん臭い」と言ってしまえばそれまでですが。ダミ声で喚きながらズカズカとサンパチマイクに向かってくる様子は、フレッシュな芸人さんには無い風格・オーラがあります。二人の漫才を観ていると、浅草の寄席漫才の空気に太田プロの男臭さをミックスした様なこれぞ東京漫才といった趣を感じます。

「漫才は会話の妙だろ!」とは今をときめく三四郎小宮さんの名言ですが、マシンガンズは正にそこを見せてくれる漫才師です。中身の妙というよりは、掛け合いの妙。正当なボケ・ツッコミが出来ないのに確かに客席を満足させる漫才が出来るというのは、ここの能力が異常に発達しているからだと考えています。大喜利的なセンスは無いかもしれないけれど、その分心から思っている事を思い切りよく放ってくる、だからこそ客の心を動かす事が出来るんじゃないかなと。そして、そんな漫才が評価される時がいつか来るんじゃないかと僕は信じて止みません。評価されたってされなくたってマシンガンズを変わらず好きではいるんですが、やっぱりご贔屓の芸人さんの面白さは広く知られてたくさん褒められて欲しいというのが人情ですから。そんな時が来る事を期待しつつ、これからも二人の漫才をビックリしたり爆笑したりしながら追い掛けて行きたいと思います。

さて、そんな魅力溢れる漫才師マシンガンズが参加する興味深い催しが近々行われるのを皆さんはご存知でしょうか。その名も

太田プロ注目芸人と行く 初夏の赤城高原 バスツアー」

マシンガンズに加えトップリード・風藤松原アルコ&ピース・新宿カウボーイ・サイクロンZという豪華メンバーで行われる、この夏注目のイベントです。少しでも興味を持たれた方は是非とも参加して頂いて、マシンガンズの魅力をより深く知って下さいましたらファンの端くれとして嬉しいです。詳細はホームページをご覧下さい。→ http://www.jtbbwt.com/entertainmenttour/ohtapro-tour/index.php

K-PROっていいよねという話

お笑いライブ・イベント制作会社K-PROが設立10周年を迎えるという事で、本日5月21日から「K-PRO10周年記念一週間ぶっ通し興行!」が開催されます。自分がお笑いライブに通い出したきっかけの1つにこのK-PROライブがあるので、少し思い出を振り返ってみたいと思います。

僕が初めてK-PRO主催のライブに行ったのは2010年8月31日の『Simple Set LIVE#18』。出演者はタイムマシーン3号、トップリード、鬼ヶ島、ジンカーズ、カレー、ツィンテルでした。この日のお昼にキングオブコント決勝進出者の発表があり、客席も出演者も異様な熱気に包まれていた様な記憶があります。

余談ですが当時僕は三重県から月に2回、高速バスに乗ってお笑いライブを観に東京へ来ていました。とても楽しみにしていたキングオブコント準決勝に仕事の都合で行けず、半ばヤケクソでこのライブを観に行きました。

オープニングMCがトップリードと鬼ヶ島で、出てくるなり凄い勢いで準決勝の感想を捲し立てるおおかわらさん・野田さん・新妻さん(和田さんは主に微笑んでいた気がする)。多分4~5分以上は喋ってようやく一息ついた瞬間に、和賀さんが客席の方を向いて「今、キングオブコントの話をしていますよ」と一言。そういえばなんの事喋ってるか言ってなかったね!と笑う一同。この瞬間、ライブの楽しさに心をガッツリ掴まれた感覚になったのを今でも覚えています。

その後も鬼ヶ島のコント中に野田さんが「(キングオブコント)なんで落ちたんだぁぁぁぁ!!!!!」と突っ伏して絶叫したり、オープニングで決勝進出したテイで出てくるみたいな遊びをしていた時に叫んだ「We are キングオブコント!」をもう一度ぶちこんだりとめちゃくちゃに自由で面白くて、このコントも未だに思い出しては笑ってしまいます。

このライブが本当に楽しくて、以来お目当ての芸人さんがK-PROライブに出た時・他のライブの為の遠征の合間にK-PROライブがある時などはとりあえず行ってみる…ぐらいのペースで通っていました。関東近郊に移り住んだ今はその頃より少し行く数が増えたかなという感じです。

K-PROライブは地方遠征組・ライブ通い始め立ての人間にとって凄く有り難いライブだと思っていました。月に1~2回しかライブに行くチャンスが無いとなると、どうしてもライブ選びに失敗したくないと思ってしまいます(勿論関東に住んでいてもライブ選びに失敗はしたくないですが)。

K-PROライブにはライブを失敗させない工夫が随所になされています。前説の芸人さんがいるライブが多く、本番前に客席を暖めてくれたりしっかりと注意事項を説明してくれたりします。もぎりもスムーズですし、座席への誘導も丁寧にやって下さいます。

そして何より出演者にライブ界隈において評判の良い人達が集められており、バカスベりする組がまずいません。お笑いライブ鑑賞において個人的に結構高いハードルだなと思うのが、「知らない人達がスベっている時のいたたまれなさ」です。観続けている内にそういった空気には慣れていきましたが、ライブ通い出して暫くはこれがかなりしんどかったです。これを体感しないで済むのはかなり有り難かった…。

僕はK-PROに関してそこまで熱心な客という訳では無いですが、やっぱりこの会社が無かったらここまでお笑いライブを好きになってはいなかったと思います。だからと言ってK-PROだけあれば他のライブなんて無くていいという事ではないですし、得体の知れない地下ライブやアットホームな雰囲気の小さな事務所ライブ、芸人主催のワイワイガヤガヤしたライブにはそこにしか無い楽しさがあります(だから時々、K-PROを持ち上げたい余りに他のライブをくさしてしまっている人がいると少し悲しい気持ちになります)。

ただ、K-PROがお笑いライブ道のど真ん中をひた走っていると凄く安心します。安定感のある、いつ行っても間違いなく楽しい事が保証されている物があるというのはそのジャンルにおいてとても幸せな事だと思います。「いつかライブの価値をテレビより上にしてみせます!」とツイートしていたK-PRO主催の児島さん(https://twitter.com/kproa/status/448837689127620609)。そんな世の中になるまで、K-PROを含めた色んなお笑いライブに通い続けたいなぁとただの客は無責任に思っています。10周年本当におめでとうございます。

最後に、一時期全く出なくなっていたマシンガンズが最近やたら呼ばれる様になり、凄くウケたりしているのでとっても嬉しいです。K-PROの雰囲気とはちょっとずれている二人だと思いますが、これからもどうかライブに呼んで欲しいです。あのキラキラした客層に声の汚いおじさん達が毒づいてドカンとウケる光景は、何とも楽しいものですから。

新宿カウボーイっていいよねという話

先日のとんねるずのみなさんのおかげでした、喫茶距離感のコーナーで新宿カウボーイが大活躍していました。KOCチャンピオンのバイきんぐ・THE MANZAIで大活躍して以来着々と売れ出している流れ星にここまで健闘するとは、誰も予想していなかったと思われます。というか正直そんなに注目されていなかったんじゃないでしょうか。まさか番組のフィナーレがちゅうえいとの一発ギャグ王決定戦だなんて!

僕はマシンガンズの漫才を生で観たくて太田プロライブ月笑へ行くようになったんですが、そこで新宿カウボーイの漫才も好きになりました。以前からレッドカーペット等では観ていたんですが、その時はそんなにハマりませんでした。かねきよさんが「北千住練馬」というキャラクターに扮してコントをやっていた時期。

そのコントと月笑で観始めた頃の漫才では何が違っていたかというと、「ツッコミの石沢さんの存在感」に尽きると思います(かねきよさんのやってる事は殆ど変わらない)。コントではいわゆる「突然やってきた変な人に振り回される常識人」をやっていた石沢さんが、漫才になるとかねきよさんに毒づいたり呆れたりと対等な立場でやり取りしていて。何より、大きな笑いはほとんど全部石沢さんのツッコミで起きるというのが一番の違いかなと思います。

真っ赤なジャケットを着たハゲた大男が好き放題暴れた後に、大昔のハリウッド映画に出てくる日本人みたいな外見のヒョロヒョロした眼鏡男がポンと一言添えてドカンと笑いを取る姿は本当にかっこいいです。あんなに見た目の個性に差があるのに、ニコイチじゃないと機能しない・ニコイチだからあんなに輝くという所が新宿カウボーイの大好きな所です。

先日の喫茶距離感でも、二人はいつもの漫才と同じようにニコイチで輝いていました。とにかく猪突猛進無我夢中に持ちネタを披露せんとするかねきよさん…の隣でサッとネタを振り、ボケ終わるか否かの物凄いタイミングでツッコミを入れる石沢さん(このツッコミのタイミング、ナイツの土屋さんに通ずる気持ち良さがあると思います。浅草漫才のテンポなのかも)。やっぱりあの頭を叩くピシャッ!という気持ち良い音があると、かねきよさんの面白さは増幅されるんだなと確信しました。

かねきよさんと一発ギャグ対決を繰り広げた流れ星ちゅうえいは、関東の若手お笑いライブをずーっと盛り上げてきた稀代のギャガーです。しかも去年のTHE MANZAI決勝進出以来その勢いは更に増すばかり。普通に行ったらあの流れは流れ星とKOCチャンプのバイきんぐの対決になっていたでしょう。そこに割って入れたというのは本当に本当に凄い事です。コーナー序盤は「苦手です」と言っていたタカさんが少しずつハマっていく姿はちょっと涙無しには見られませんでした。

かねきよさんも石沢さんも緊張しいで、事務所ライブや賞レースでカチカチになっている姿を何度も観た事があるので今回の堂々とした姿がもうかっこよくてかっこよくて。この数年、漫才協会に入って腕を磨き漫才新人大賞決勝に3年連続進出・2012年のTHE MANZAIでは認定漫才師に選ばれ事前番組で活躍する等の実績が身になっているんだと思います。これは今年のTHE MANZAIでも活躍してくれるんじゃないかと、期待に胸が膨らみます。

同世代の芸人間でも新宿カウボーイの存在は特に異質です。昭和のテレビから飛び出して来た様な二人はどのライブで観ても、良い意味で浮いています。あんなに漫才にお決まりの下りを入れ込む人達もきょうびなかなかいませんし。そんな古臭い二人がバリバリ最先端の漫才師に混じって、あのビートたけしさんの前で漫才が出来たら…想像しただけで少し涙が出てきます。今年の新宿カウボーイに要注目です!!

さて、皆さんは新宿カウボーイの漫才のオチでかねきよさんが転がす「ごめんなサイコロ」の存在をご存知でしょうか。このサイコロの出目はそのままその時の漫才の出来を表しており、「出目を予測しながらネタを楽しむ」という漫才において新たな楽しみ方を提示した画期的なシステムなのです。

僕は昨年からライブで新宿カウボーイの漫才を観ると必ず、twitter(@kamukai)でサイコロの出目をツイートするという活動を行っています。他の方にも出目情報を頂きつつ年間の平均を出した所「約3.6」という数値が出ました。ある漫才師のその年のネタの出来が(大まかではありますが)解るなんて、物凄いシステムだと思いませんか!?

ある時マシンガンズ西堀さんが「あれを気にしているやつは日本に8人くらいしかいない」と仰っていましたが、この8人を80人・800人…とどんどん増やして行きたいというのが僕の野望です。新宿カウボーイが大ブレイクして、皆で出目についてワイワイ言い合える世の中になったら素敵だなぁと思っています。

未来はいつも面白いby爆笑問題太田光